新入社員とCFOの禅問答日記

社会人1年目の記録

4冊目:『チーズはどこへ消えた?』

4冊目に選んだ本は、スペンサー・ジョンソン著『チーズはどこへ消えた?』です。

本を読んで要旨を纏めるという作業に若干慣れてはきましたが、まだ薄くて早く読み終えられる本という基準で探していました。

本の概要は以下の通り(「MARC」データベースより)。

 

「迷路」の中に住み、「チーズ」を探す二人と二匹の物語。時代や状況の急激な変化にいかに対応すべきかといった、人生の様々な局面を象徴している。世界のトップ企業が研修テキストに採用している寓話。

 

この要旨レポートに対するCFOのコメントは以下の通り↓

 

ーーーーーーーーーー

貴信拝読しました。この本はズーッと昔に発売されているの書物で、概要は色々な経営モノに採用されていると思います。

さて、ポイントは貴殿が整理されている通りです。変化対応力と変化観察力が鍵だと思っています。それには本質を考えるクセ、此処で言うと、」チーズが何故此処にあるのか?」と言うそもそも論が考えられているかと言う話です。其処まで行けば、「何時か無くなる」「何時無くなる」「如何すべき」と言った当たり前の判断と行動が求められます。 

成功体験、上手く言った体験も疑って掛かる勇気と原点論へのこだわりが必要です。デカルトの言葉に「我思う故に我有り」が有りますが、これは「疑って掛っても疑う自分の存在は疑えない・・・という話です。難しい話ですが、面白い言葉です。 

仏教で言う「無常観」、般若心経に言う「有るものは無い、無いものは有る」「見えるものは見えない、見えないものは見える」と言った原点論に観察が及ぶ事ができれば、なお結構かと思います。 

整理するとき、2匹のネズミと2人の小人を4象限で区分して状況を分析すると分かりやすいと思います。その結果が、貴兄の結論に裏打を与えるでしょうね。 

引き続き頑張ってください。

ーーーーーーーーーー

 

私がCFOの代わりにに本を読み、その内容を簡潔に纏める。それにCFOが別の視点からの意見や追加情報をくれる。そんなルーティーンが出来上がってきたなと思った4冊目でした。 それでは。

 

チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?

  • 作者: スペンサージョンソン,Spencer Johnson,門田美鈴
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2000/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 11人 クリック: 153回
  • この商品を含むブログ (235件) を見る